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宇宙逃避航海日誌

Space Run A-Weblog

「ガンダム・バエル=ホシノ・ルリ」説/アニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(47話)の感想と最終回予想

今週も鉄血のオルフェンズが面白かった。まさか追い詰められた若衆がIDを偽装して生き延びるという、攻殻機動隊闇金ウシジマくんを足して2で割ったような展開になるとは思いもよらなかった。

そんな今週のオルフェンズだが、唯一残念だったのは先週の最終回予想が外れそうなことである。

最終回は「アインと同じく阿頼耶識システムそのものとなったマクギリス(阿頼耶識システム TYPE-M)を搭載したイオク様が地球にバスター火星落とし」、コレで間違いない。
「マクギリス+イオク様=シャア・アズナブル」説/アニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(46話)の最終回考察 - 宇宙逃避航海日誌

なんだかイオク様が立派になってしまわれた。「無意味な戦いを選ぶつもりもない」とか「力に執着した者の行き着く最後を、この目で見届けたいのです」とか、その成長っぷりに涙(と一抹の不安)を禁じ得ない。

そんな驚きをもたらした今週のオルフェンズだが、結論から言うと、今回も僕は最終回の展開が分かってしまったのである。

ガンダム・バエル=ホシノ・ルリ」という式が成り立つのではないか。その式が頭に浮かんだ瞬間、「ガンダムとしては新しい終わり方」であり「辛いけど希望は残る」という鉄血のオルフェンズの最終回が、またしても僕のなかで鮮明な画として駆け巡ったのだ。

以下、まずは「ガンダムバエル=ホシノ・ルリ」という式を証明し、その上で僕の辿り着いた答えを書こうと思う。まだ未放映のため真実は(関係者以外)誰にも分からないが、今度こそネタバレになってしまうかもしれない。その点だけご注意を。

 

ガンダム・バエル=ホシノ・ルリ

バエルほど「期待はずれ」という言葉が似合うガンダムもいないだろう。絶対権力の触れ込みで登場したにも関わらず印籠に効果ナシで普通にボコられるし、ガエリオくんとの直接対決ではナイスガイ石動を犠牲にして逃げ出す有様だ。今週に至っては土下座姿を晒すだけで出番終了なのだから笑える。

しかし、世の皆様方はバエルの真の力を理解していないのだ。まずは以下の二枚の写真を見比べていただきたい。

ガンダム・バエル
f:id:inmecha:20170312204253p:plain
http://g-tekketsu.com/2nd/ms/img/25.png
 

ホシノ・ルリ
f:id:inmecha:20170312204911j:plain https://pbs.twimg.com/media/CmsSNtjUcAEL_Uz.jpg

ガンダム・バエル=ホシノ・ルリQ.E.D.
もはや疑う余地はない。白を基調とした制服、左肩から胸にかけて飾られたエンブレム、腰の下まで伸びたツインテール、細くしなやかな指、どこか遠くを見つめる目。

もう言葉は十分だろう。ガンダム・バエル=ホシノ・ルリである。バエルは電子の妖精だったのだ。電子戦に特化した機体であり、そもそも戦闘用の機体ではなかったのだ。ゆえに今週まで目立った活躍が無かったのである。

 

鉄血のオルフェンズ -The prince of darkness

というワケで最終回は「三日月さんを生体パーツとして取り込んだ火星極冠遺跡の演算ユニット・バルバトス、そのボソンジャンプ(強行突破)で瞬時に地球に移動した鉄華団とマッキーは、電子の妖精バエルの力によってアーブラウ内のシステムをハッキングしID書き換え成功!ブイ!」、コレで間違いない。

気づいてしまえば簡単だが、ヒントはそこかしこに散らばっていた。火星から掘り出されたオーバー・テクノロジーという設定は機動戦艦ナデシコを踏襲しており、地球では忌諱されるが火星では当然のように使われている体内埋込み式メカ操縦インターフェース・阿頼耶識システムナデシコのIFS(イメージ・フィードバック・システム)とほぼ同じである。生体パーツの三日月サンが繰り返し口にする「オルガの望む場所に連れて行く」は、ユリカの「アキトはどこに行きたいの?」そのものだし、オルガの前髪はアキトのグラサンにそっくりだ。

ラストシーンはもちろん、三日月サンの駆る黒いバルバトス(大気圏突入で焦げた)とイオク様の乗る赤いレギンレイズ(黄色よりカッコイイと思ったから塗った)の一騎討ちである。一瞬で勝負が決まる抜き打ち勝負。静寂を切り裂くブースターの轟音と共に互いに突進する二機。しかし先に一撃を入れたのはイオク様のレギンレイズ。だがその拳はバルバトスの厚い装甲を貫けず、機体をパージした三日月サンの捨て身の手刀がレギンレイズコクピットを貫きイオク様の心臓を突き刺す。

イオク様「見事…だ…」

ついにイオク様との決着はついた。限界まで阿頼耶識システム(と生身の肉体)を駆使した三日月サンの足は黒く壊死し、目からは血が涙のように流れている。

そんな光景を目の当たりにしたザックは一人つぶやく。

バカばっか。