宇宙逃避航海日誌

Space Run A-Weblog

アニメ

『プラネテス』のオールナイト上映が最高だったという話

新宿ピカデリーで行われた『プラネテス』のオールナイト上映会に行ってきた。数年ぶりに見たのだが最高だった。特に「劇場」で「数年ぶり」に見たのが良かった。 まずは「劇場」という話。端的に言えば僕は宇宙にいた。上映ブザーが鳴ってから、スクリーンに…

おそらく僕は『マクロスΔ』のファンなのだという話

おそらく僕はTVアニメ『マクロスΔ』のファンなのだと思う。放映終了から一年も経つのに、未だに「ワルキューレ」の曲は頻繁に聴いているし、ぼんやり駅のホームで「一度だけの恋なら」が流れた日には、フレイアよろしく元気に飛び出して高速トレインにわがま…

アニメで学ぶクソ論文の見分け方/『クズの本懐』の感想

アニメで「本懐」といえば銀英伝のファーレンハイトという通説は、すっかり『クズの本懐』に覆されてしまった。なるほど「クズ」である門閥貴族からは逃れられないという皮肉か。無念である。 報われない恋 切ない恋 片想い それってそんなに美しい物ですか …

「声優が凄い」という評価は失礼/『昭和元禄落語心中』『昭和元禄落語心中-助六再び篇-』の感想

これまでの人生で、たった一度だけ寄席に行ったことがある。まだ小学生だった頃、僕は父親に連れられて、三遊亭好楽と三遊亭楽太郎の二人会を観に行った。 残念ながら良い思い出ではない。地元の寂れた文化会館は、小さなハコにも関わらず空席が目立ち、三遊…

空白の春/『鉄血のオルフェンズ』(50話:最終回)の感想と総括

鉄血のオルフェンズが終わった。よく出来た最終回だった。 …よく出来た最終回だったとは思うのだけど、コレは「オルフェンズの最終回」ではないな、というのが正直な感想だ。とても綺麗に物語の幕は下りたのだけど、これまでの49話を経ての50話ではなかった…

マクギリスはガンダムWの世界の住人だったという話

「アグニカポイント」について書かれたエントリが面白かった。 b.hatena.ne.jp なるほど。と何度も頷きながら読んだのだけど、マクギリスが本当にアグニカ原理主義だったかというと少し疑問が残る。 僕はマクギリスの軸は2つあると思っていて、1つが「群れ…

ひとりで生きていけるようになっても、みんなで生きていいじゃない。/『けものフレンズ』の感想

色んな人が好きに楽しめる間口の広さをもっているようで、実際は不要なものを徹底的に切り捨て、巧みに「見るべきポイント」に誘導し、そこに少ない資源を全力で投入した稀有な作品。それがアニメ『けものフレンズ』の凄いところだと僕は思っている。 ジャパ…

最高の最終回でした/『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(49話)の感想

今週のオルフェンズはイオク様の出番がなかった。以上。解散。 …というのは冗談で今週のオルフェンズは抜群に面白かった。 …面白かったのだが、特に書くべきこともない、というのは本当である。 今週のマクギリスは最高だった。 それはもう、今迄の全てを帳…

「辿り着く場所=画面のこちら側」説/『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(48話)の感想と『アウトレイジ ビヨンド』のラストシーンの考察

今週も鉄血のオルフェンズが面白かった。 そして今週も最終回予想が外れた。 最終回は「三日月さんを生体パーツとして取り込んだ火星極冠遺跡の演算ユニット・バルバトス、そのボソンジャンプ(強行突破)で瞬時に地球に移動した鉄華団とマッキーは、電子の…

「バレエ・メカニック」は最終回であり最終回ではない/『交響詩篇エウレカセブン』における植民戦争の考察

エウレカセブンの新劇場版『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』の制作が決定した。「エウレカセブン」と「劇場版」の組み合わせを見て、脊髄反射的にクォーツ・ガンをブッ放してTV版以降をセブンスウェルしたい気持ちに駆られる皆様方もいらっし…

「ガンダム・バエル=ホシノ・ルリ」説/『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(47話)の感想と最終回予想

今週も鉄血のオルフェンズが面白かった。まさか追い詰められた若衆がIDを偽装して生き延びるという、攻殻機動隊と闇金ウシジマくんを足して2で割ったような展開になるとは思いもよらなかった。 そんな今週のオルフェンズだが、唯一残念だったのは先週の最終…

超時空ヒーロー早乙女アルト/『劇場版マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜 & 恋離飛翼 〜サヨナラノツバサ〜』におけるヒロインの対比構造の考察

シェリル・ノームの新曲が出るらしい。相変わらずエロくて何よりである。 『劇場版マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜』と『劇場版 マクロスF 恋離飛翼 〜サヨナラノツバサ〜』は個人的に非常に思い出深い作品だ。本作は僕が初めてネットに自分の感想…

三者三様アクエリオン/『創生のアクエリオン』『アクエリオンEVOL』『アクエリオンロゴス』の見所解説

『創聖のアクエリオン』ほど知名度に反して中身を知らない人間が多いロボアニメもないだろう。「一万年と二千年前から愛してる」でお馴染みの主題歌はアニソンの枠を越えて一般に浸透し、セクシーな女性が「あなたと合体したい」「気持ちいい」と叫ぶガンギ…

「マクギリス+イオク様=シャア・アズナブル」説/『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(46話)の感想と最終回予想

今週も鉄血のオルフェンズが面白かった。面白かったというより驚いた。マクギリスがアルミリアを「女」呼びしたのである。「お母さん」ではなく「女」である。 僕は一週間前にこんな文章を書いていた。 主人公のイオク様は毎週クジャン家の汚名挽回といった…

フレッシャーズのための正しいモビルファイターの選び方(解説編)/『機動武闘伝Gガンダム』でプログラミング

先のエントリでは身体情報を元にしたモビルファイター選択の最適化プログラムを公開した。本エントリでは、その中身について解説する。 と、仰々しく書いてはみたが中身は単純そのものであり、身長(頭頂高)と体重(本体重量)の二軸による座標平面上に、各…

フレッシャーズのための正しいモビルファイターの選び方/『機動武闘伝Gガンダム』でプログラミング

アニメ『機動武闘伝Gガンダム』の放映から23年、今やモビルトレースシステムは現実のものとなり、ありとあらゆる争いがモビルファイターを用いたガンダムファイトで行われるようになって久しい。 モビル・トレース・システム - Mobile trace system ファイタ…

スフィクスとの長期的な意識リンクが青年期の男女にもたらす精神変容に関する実証研究:黒のリヴァイアス事件の会話データを用いて/『無限のリヴァイアス』でテキストマイニング

2017年も既に六分の一が過ぎ去ってしまったが、アニメ『無限のリヴァイアス』のBlu-ray BOXが発売される気配がない*1。去年の8月頃に一度だけ「2017年に発売決定」との告知があったが、それ以降まったく音沙汰がなく不安である。 誤解が無いよう言っておくと…

ポケットの中の抗争/『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(45話まで)の感想とリアルロボアニメの無情さの考察

鉄血のオルフェンズが面白い。モビルスーツはカッコイイし、戦闘シーンの作画も安定している。主人公のイオク様は毎週クジャン家の汚名挽回といった活躍をみせてくれるし、黒幕のマクギリスも回を重ねるごとに情けなくなりロリコン金髪仮面の正当な後継者に…