ゆるふわ髄想録

ゆるふわ嗜好×ゆるふわ思考×ゆるふわ試行

「映像居酒屋ロボ基地」で散りゆく○○に未練を感じたという話

池袋駅近辺のビル街で、さも当然のように異彩を放つザンボット3。そこに書かれた「映像居酒屋ロボ基地」の文字。居酒屋なのか、基地なのか、静かに眠る海の底なのか。

エクソダス、するかい?/『宇宙よりも遠い場所』の感想

淀んだ水が溜まっている。 それが一気に流れて行くのが好きだった。 決壊し、解放され、走り出す。 淀みの中で蓄えた力が爆発して、全てが動き出す。 そんなモノローグではじまり、毎週ぼくの淀んだ瞳と涙腺を決壊させてきたアニメ『宇宙よりも遠い場所』が…

ブログ再誕しました

気づけばブログを再開してから一年がすぎていました。まさに光陰矢の如しですね。 2017年の3月1日、就職活動への逃避から書きはじめた当ブログ「宇宙逃避航海日誌」と、さらに血迷って筆を走らせた小説「生殺し・オブ・ザ・デッド」の二つの試みは、幸か不幸…

朝シャワー #転詞

朝シャワーは業が深い。洗礼はぼくたちの魂を原罪から救済してくれるけど、朝シャワーはむしろ自己の醜さを浮き彫りにする。ただ熱湯を浴びるだけで、こんなにもスッキリとするのに、どうしてぼくは二度寝なんてしてしまったのだろうか。早く起きて本の一冊…

人生は無理ゲーだ/読書猿『アイデア大全』『問題解決大全』の書評

どうにも仕事が行き詰まったので、以前オススメされた本を、藁にもすがる思いでポチってみた。 アイデア大全作者: 読書猿出版社/メーカー: フォレスト出版発売日: 2017/03/09メディア: Kindle版この商品を含むブログ (3件) を見る 問題解決大全作者: 読書猿…

自尊心 #転詞

この修羅インターネットの時代にあっては、もはや「自尊心」という言葉は口にするだけで敗北であり、そんなことを気にしていること自体が敗北であり、以降は数学的帰納法に基づき敗北ループが続くこととなる。そんな負債が折り重なる地上の地下帝国45組に起…

運命とかいいから一緒にカレーを食べよう/『輪るピングドラム』の感想

ガタンゴトンと音を立て、のどかな田舎道を駆けていく鉄道。その車窓から望む地平に、夜空に輝く星の大海を重ねてみよう。それはとても美しいけれど、この世のものとは思えなくて、ふいに心がざわつく。 では、どうにもままならない人生を、運命というレール…

宇宙よりも遠い場所 #転詞

南極が宇宙よりも遠いなんて、どうにも腑に落ちない。だけど現実は不思議なもので、その距離にはケタ違いの差がある。地表から宇宙までは約100キロメートルであるのに対し、なんと日本から南極までは約10,000キロメートルもあるのだ。 さて、ぼくは毎日50キ…

人畜無害 #転詞

形容詞は部分集合をつくりだし、ぼくたちの意識を具体に狭める。例えば「赤いキャンディー」という言葉は、単なる「キャンディー」よりも生々しいイメージをもたらす。 だけど、形容詞が二つ以上あると、むしろ補集合が想起されることがある。「赤いキャンデ…

ポプテピピックのむずかしさ

Amazon Primeにズラーーーっと並んだ新作アニメを眺めると、わずか一年でここまでビジネスモデルが変化するのかと感慨深いものがある。ぼくは国粋主義者ではないので、海外資本がトリガーを引いたこと自体はどうでもいいのだけれど、中国13億人や英語圏17億…

取らぬ狸の皮算用 #転詞

ペティ=クラークの法則は、どうも言葉には上手く当てはまらないようで、ぼくたちは未だに「捕らぬ狸の皮算用」なる第一次産業のビジネスで人生を語る。 大衆消費社会を支えた第二〜三次産業の安定収入構造は、クレジット払いという「捕らぬ狸」を生み出した…

不定期コラム「転詞(こけ-ことば)」はじめます。

生まれながらに語彙力をもつ人間はいない。だから貴方と言葉はアカの他人のはずなのだけど、一言でも身体や心を重ねてしまえば、もはや言葉から逃れることはできない。死がふたりを分かつまで、言葉は貴方と共に人生を走り続ける。 でも言葉は、たまに貴方を…

奮え 朋に捧ぐ命よ 鼓動を打て/鉄鋼団『STARLIKE』の戦闘システムについての考察

世の中に面白いビデオゲームは数あれど、ズドンと脳髄に電撃が走るような作品は珍しい。例えばそれは、洗練されたシステムをもつもの、ゲーム体験に新たな地平を切り開くもの、紡がれるストーリーとのシンクロ率が高いもの、などなど。 鉄鋼団『STARLIKE』は…

すべてのビデオゲームはRPG(Role-Playing Game)である

ビデオゲームについて語ることは、雲を掴むことに似ている。ぼくは雲を見ることができるし、どんなものか説明できるし、思いを馳せることもできる。だけど、手ざわりを感じるために掴もうとすれば、雲は立ちどころに霧散してしまう。 同じように、ビデオゲー…

飯間浩明『小説の言葉尻をとらえてみた』読書会の感想

『三省堂国語辞典』の編集委員、飯間先生著『小説の言葉尻をとらえてみた』の読書会に参加してきた。 改めて考えると、国語辞典とは奇妙な書物である。外形的に表現すれば「言葉」と「説明」の束なのだろうが、その「説明」もまた「言葉」の束であり、終わり…

目覚まし時計に宗旨変え

平成も終わらんとする時代に、スマホの数百倍は劣るレガシーデバイス「目覚まし時計」を手に入れた。特に深い理由はなく、懐かしさで何となく買ってみただけなのだが、これが驚くほどスッキリと目が覚めた。別に特別な機能があるわけでもない、2,000円程度の…

垂直統合の逆転裁判、水平分業のダンガンロンパ、ありがとう王泥喜くん/『逆転裁判6』の感想

今更ながら『逆転裁判6』をクリアした。いやはやシリーズの集大成として非常に素晴らしい出来だった。もし貴方が『逆転裁判4』や『逆転裁判5』で心が離れてしまったのなら、ぜひ本作までプレイしていただきたい。成歩堂くん真宵ちゃんコンビの復活を目玉…

ターンAガンダムの登場人物で歌う「ようこそジャパリパークへ」

けもフレ2期(というかたつき監督)方面が騒がしいようだ。色々なことを色々な角度から思わなくもないが、とりあえずガッツリ便乗することにした。その成果物が以下の動画(ターンAガンダムの登場人物で歌う「ようこそジャパリパークへ」)である。 幸か不幸…

『プラネテス』のオールナイト上映が最高だったという話

新宿ピカデリーで行われた『プラネテス』のオールナイト上映会に行ってきた。数年ぶりに見たのだが最高だった。特に「劇場」で「数年ぶり」に見たのが良かった。 まずは「劇場」という話。端的に言えば僕は宇宙にいた。上映ブザーが鳴ってから、スクリーンに…

おそらく僕は『マクロスΔ』のファンなのだという話

おそらく僕はTVアニメ『マクロスΔ』のファンなのだと思う。放映終了から一年も経つのに、未だに「ワルキューレ」の曲は頻繁に聴いているし、ぼんやり駅のホームで「一度だけの恋なら」が流れた日には、フレイアよろしく元気に飛び出して高速トレインにわがま…

アニメで学ぶクソ論文の見分け方/『クズの本懐』の感想

アニメで「本懐」といえば銀英伝のファーレンハイトという通説は、すっかり『クズの本懐』に覆されてしまった。なるほど「クズ」である門閥貴族からは逃れられないという皮肉か。無念である。 報われない恋 切ない恋 片想い それってそんなに美しい物ですか …

声優「も」凄い傑作/『昭和元禄落語心中』『昭和元禄落語心中-助六再び篇-』の感想

これまでの人生で、たった一度だけ寄席に行ったことがある。まだ小学生だった頃、僕は父親に連れられて、三遊亭好楽と三遊亭楽太郎の二人会を観に行った。 残念ながら良い思い出ではない。地元の寂れた文化会館は、小さなハコにも関わらず空席が目立ち、三遊…

『銀河英雄伝説FE 銀河帝国/自由惑星同盟』の感想とキャラクター紹介

銀河英雄伝説とファイアーエムブレムのコラボ作品『銀河英雄伝説FE 銀河帝国/自由惑星同盟』が予想を遥かに上回る完成度で素晴らしかった。僕は銀河帝国バージョンを買ってプレイしたのだけど、クリアした一時間後には自由惑星同盟バージョンをAmazonでポチ…

Comedian Lord と Brave men Road/『ドキュメンタル』の感想

『ドキュメンタル』のシーズン2が終わった。いやぁ今回も素晴らしかった。僭越ながら出場された芸人の皆様やスタッフの方々に惜しみない賛辞を贈りたい。どうもありがとうございました。 そして例によってAmazonレビューが荒れていた。いくつか読んでみたが…

ブラウン管の中のイヴァリース/『ファイナルファンタジーXII』の思い出

アーケード版DISSIDIAにエクスデスが追加されたということで、早速キャラ紹介の動画を見た。これはすごい。これまでの鈍足ガードカウンター特化はどこ吹く風、ガンガン動いて敵を屠る先生の姿に乾いた笑いがでた。普段は大人しいがキレたらヤバい理科教師じ…

空白の春/『鉄血のオルフェンズ』(50話:最終回)の感想と総括

鉄血のオルフェンズが終わった。よく出来た最終回だった。 …よく出来た最終回だったとは思うのだけど、コレは「オルフェンズの最終回」ではないな、というのが正直な感想だ。とても綺麗に物語の幕は下りたのだけど、これまでの49話を経ての50話ではなかった…

マクギリスはガンダムWの世界の住人だったという話

「アグニカポイント」について書かれたエントリが面白かった。 b.hatena.ne.jp なるほど。と何度も頷きながら読んだのだけど、マクギリスが本当にアグニカ原理主義だったかというと少し疑問が残る。 僕はマクギリスの軸は2つあると思っていて、1つが「群れ…

ひとりで生きていけるようになっても、みんなで生きていいじゃない。/『けものフレンズ』の感想

色んな人が好きに楽しめる間口の広さをもっているようで、実際は不要なものを徹底的に切り捨て、巧みに「見るべきポイント」に誘導し、そこに少ない資源を全力で投入した稀有な作品。それがアニメ『けものフレンズ』の凄いところだと僕は思っている。 ジャパ…

最高の最終回でした/『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(49話)の感想

今週のオルフェンズはイオク様の出番がなかった。以上。解散。 …というのは冗談で今週のオルフェンズは抜群に面白かった。 …面白かったのだが、特に書くべきこともない、というのは本当である。 今週のマクギリスは最高だった。 それはもう、今迄の全てを帳…

ドキ!執行役員だらけのカラオケ大会!/アニソン定額聴き放題サービス「ANiUTa」の記者発表会からみる今後のサービス展開

アニソン専門の定額配信サービスANiUTaがついにリリースされた(2017/03/24) www.youtube.com 本サービスはアニソンレコード会社10社(フライングドッグ、エイベックス・ピクチャーズ、KADOKAWA、サンライズ音楽出版、東映アニメーション音楽出版、東宝、フ…