Space Run A-Weblog

生き続けたら 君は哀戦士

ポプテピピックのむずかしさ

Amazon Primeにズラーーーっと並んだ新作アニメを眺めると、わずか一年でここまでビジネスモデルが変化するのかと感慨深いものがある。ぼくは国粋主義者ではないので、海外資本がトリガーを引いたこと自体はどうでもいいのだけれど、中国13億人や英語圏17億…

取らぬ狸の皮算用 #転詞

ペティ=クラークの法則は、どうも言葉には上手く当てはまらないようで、ぼくたちは未だに「捕らぬ狸の皮算用」なる第一次産業のビジネスで人生を語る。 大衆消費社会を支えた第二〜三次産業の安定収入構造は、クレジット払いという「捕らぬ狸」を生み出した…

不定期コラム「転詞(こけ-ことば)」はじめます。

生まれながらに語彙力をもつ人間はいない。だから貴方と言葉はアカの他人のはずなのだけど、一言でも身体と心を重ねてしまえば、もはや言葉から逃れることはできない。死がふたりを分かつまで、言葉は貴方と共に人生を走り続ける。 でも言葉は、たまに貴方を…

奮え 朋に捧ぐ命よ 鼓動を打て/鉄鋼団『STARLIKE』の戦闘システムについての考察

世の中に面白いビデオゲームは数あれど、ズドンと脳髄に電撃が走るような作品は珍しい。例えばそれは、洗練されたシステムをもつもの、ゲーム体験に新たな地平を切り開くもの、紡がれるストーリーとのシンクロ率が高いもの、などなど。 鉄鋼団『STARLIKE』は…

すべてのビデオゲームはRPG(Role-Playing Game)である

ビデオゲームについて語ることは、雲を掴むことに似ている。ぼくは雲を見ることができるし、どんなものか説明できるし、思いを馳せることもできる。だけど、手ざわりを感じるために掴もうとすれば、雲は立ちどころに霧散してしまう。 同じように、ビデオゲー…

飯間浩明『小説の言葉尻をとらえてみた』読書会の感想

『三省堂国語辞典』の編集委員、飯間先生著『小説の言葉尻をとらえてみた』の読書会に参加してきた。 改めて考えると、国語辞典とは奇妙な書物である。外形的に表現すれば「言葉」と「説明」の束なのだろうが、その「説明」もまた「言葉」の束であり、終わり…

目覚まし時計に宗旨変え

平成も終わらんとする時代に、スマホの数百倍は劣るレガシーデバイス「目覚まし時計」を手に入れた。特に深い理由はなく、懐かしさで何となく買ってみただけなのだが、これが驚くほどスッキリと目が覚めた。別に特別な機能があるわけでもない、2,000円程度の…

垂直統合の逆転裁判、水平分業のダンガンロンパ、ありがとう王泥喜くん/『逆転裁判6』の感想

今更ながら『逆転裁判6』をクリアした。いやはやシリーズの集大成として非常に素晴らしい出来だった。もし貴方が『逆転裁判4』や『逆転裁判5』で心が離れてしまったのなら、ぜひ本作までプレイしていただきたい。成歩堂くん真宵ちゃんコンビの復活を目玉…

ターンAガンダムの登場人物で歌う「ようこそジャパリパークへ」

けもフレ2期(というかたつき監督)方面が騒がしいようだ。色々なことを色々な角度から思わなくもないが、とりあえずガッツリ便乗することにした。その成果物が以下の動画(ターンAガンダムの登場人物で歌う「ようこそジャパリパークへ」)である。 幸か不幸…

『プラネテス』のオールナイト上映が最高だったという話

新宿ピカデリーで行われた『プラネテス』のオールナイト上映会に行ってきた。数年ぶりに見たのだが最高だった。特に「劇場」で「数年ぶり」に見たのが良かった。 まずは「劇場」という話。端的に言えば僕は宇宙にいた。上映ブザーが鳴ってから、スクリーンに…

おそらく僕は『マクロスΔ』のファンなのだという話

おそらく僕はTVアニメ『マクロスΔ』のファンなのだと思う。放映終了から一年も経つのに、未だに「ワルキューレ」の曲は頻繁に聴いているし、ぼんやり駅のホームで「一度だけの恋なら」が流れた日には、フレイアよろしく元気に飛び出して高速トレインにわがま…

アニメで学ぶクソ論文の見分け方/『クズの本懐』の感想

アニメで「本懐」といえば銀英伝のファーレンハイトという通説は、すっかり『クズの本懐』に覆されてしまった。なるほど「クズ」である門閥貴族からは逃れられないという皮肉か。無念である。 報われない恋 切ない恋 片想い それってそんなに美しい物ですか …

声優「も」凄い傑作/『昭和元禄落語心中』『昭和元禄落語心中-助六再び篇-』の感想

これまでの人生で、たった一度だけ寄席に行ったことがある。まだ小学生だった頃、僕は父親に連れられて、三遊亭好楽と三遊亭楽太郎の二人会を観に行った。 残念ながら良い思い出ではない。地元の寂れた文化会館は、小さなハコにも関わらず空席が目立ち、三遊…

プリズン・ブレイク

リーマン予想だとか、愛の秘密だとか、世に未解決問題は尽きないのだけれど、そうした数学的あるいは文学的な難問とは異なり、誰しも「自分はどうすべきか」という問いから逃れることはできない。僕はこれまで上手に逃げ続けてきた(と思っている)のだけれ…

『銀河英雄伝説FE 銀河帝国/自由惑星同盟』の感想とキャラクター紹介

銀河英雄伝説とファイアーエムブレムのコラボ作品『銀河英雄伝説FE 銀河帝国/自由惑星同盟』が予想を遥かに上回る完成度で素晴らしかった。僕は銀河帝国バージョンを買ってプレイしたのだけど、クリアした一時間後には自由惑星同盟バージョンをAmazonでポチ…

Comedian Lord と Brave men Road/『ドキュメンタル』の感想

『ドキュメンタル』のシーズン2が終わった。いやぁ今回も素晴らしかった。僭越ながら出場された芸人の皆様やスタッフの方々に惜しみない賛辞を贈りたい。どうもありがとうございました。 そして例によってAmazonレビューが荒れていた。いくつか読んでみたが…

ブラウン管の中のイヴァリース/『ファイナルファンタジーXII』の思い出

アーケード版DISSIDIAにエクスデスが追加されたということで、早速キャラ紹介の動画を見た。これはすごい。これまでの鈍足ガードカウンター特化はどこ吹く風、ガンガン動いて敵を屠る先生の姿に乾いた笑いがでた。普段は大人しいがキレたらヤバい理科教師じ…

空白の春/『鉄血のオルフェンズ』(50話:最終回)の感想と総括

鉄血のオルフェンズが終わった。よく出来た最終回だった。 …よく出来た最終回だったとは思うのだけど、コレは「オルフェンズの最終回」ではないな、というのが正直な感想だ。とても綺麗に物語の幕は下りたのだけど、これまでの49話を経ての50話ではなかった…

マクギリスはガンダムWの世界の住人だったという話

「アグニカポイント」について書かれたエントリが面白かった。 b.hatena.ne.jp なるほど。と何度も頷きながら読んだのだけど、マクギリスが本当にアグニカ原理主義だったかというと少し疑問が残る。 僕はマクギリスの軸は2つあると思っていて、1つが「群れ…

ひとりで生きていけるようになっても、みんなで生きていいじゃない。/『けものフレンズ』の感想

色んな人が好きに楽しめる間口の広さをもっているようで、実際は不要なものを徹底的に切り捨て、巧みに「見るべきポイント」に誘導し、そこに少ない資源を全力で投入した稀有な作品。それがアニメ『けものフレンズ』の凄いところだと僕は思っている。 ジャパ…

最高の最終回でした/『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(49話)の感想

今週のオルフェンズはイオク様の出番がなかった。以上。解散。 …というのは冗談で今週のオルフェンズは抜群に面白かった。 …面白かったのだが、特に書くべきこともない、というのは本当である。 今週のマクギリスは最高だった。 それはもう、今迄の全てを帳…

ドキ!執行役員だらけのカラオケ大会!/アニソン定額聴き放題サービス「ANiUTa」の記者発表会からみる今後のサービス展開

アニソン専門の定額配信サービスANiUTaがついにリリースされた(2017/03/24) www.youtube.com 本サービスはアニソンレコード会社10社(フライングドッグ、エイベックス・ピクチャーズ、KADOKAWA、サンライズ音楽出版、東映アニメーション音楽出版、東宝、フ…

「辿り着く場所=画面のこちら側」説/『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(48話)の感想と『アウトレイジ ビヨンド』のラストシーンの考察

今週も鉄血のオルフェンズが面白かった。 そして今週も最終回予想が外れた。 最終回は「三日月さんを生体パーツとして取り込んだ火星極冠遺跡の演算ユニット・バルバトス、そのボソンジャンプ(強行突破)で瞬時に地球に移動した鉄華団とマッキーは、電子の…

「バレエ・メカニック」は最終回であり最終回ではない/『交響詩篇エウレカセブン』における植民戦争の考察

エウレカセブンの新劇場版『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』の制作が決定した。「エウレカセブン」と「劇場版」の組み合わせを見て、脊髄反射的にクォーツ・ガンをブッ放してTV版以降をセブンスウェルしたい気持ちに駆られる皆様方もいらっし…

「ガンダム・バエル=ホシノ・ルリ」説/『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(47話)の感想と最終回予想

今週も鉄血のオルフェンズが面白かった。まさか追い詰められた若衆がIDを偽装して生き延びるという、攻殻機動隊と闇金ウシジマくんを足して2で割ったような展開になるとは思いもよらなかった。 そんな今週のオルフェンズだが、唯一残念だったのは先週の最終…

超時空ヒーロー早乙女アルト/『劇場版マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜 & 恋離飛翼 〜サヨナラノツバサ〜』におけるヒロインの対比構造の考察

シェリル・ノームの新曲が出るらしい。相変わらずエロくて何よりである。 『劇場版マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜』と『劇場版 マクロスF 恋離飛翼 〜サヨナラノツバサ〜』は個人的に非常に思い出深い作品だ。本作は僕が初めてネットに自分の感想…

三者三様アクエリオン/『創生のアクエリオン』『アクエリオンEVOL』『アクエリオンロゴス』の見所解説

『創聖のアクエリオン』ほど知名度に反して中身を知らない人間が多いロボアニメもないだろう。「一万年と二千年前から愛してる」でお馴染みの主題歌はアニソンの枠を越えて一般に浸透し、セクシーな女性が「あなたと合体したい」「気持ちいい」と叫ぶガンギ…

三島芳治の実験場/『レストー夫人』における「レストー夫人の劇」の考察

引っ越しのため部屋を整理していたら、三島芳治の『レストー夫人』を見つけたので読み返してみた。 レストー夫人 (ヤングジャンプコミックス)作者: 三島芳治出版社/メーカー: 集英社発売日: 2014/05/19メディア: コミックこの商品を含むブログ (15件) を見る…

「マクギリス+イオク様=シャア・アズナブル」説/『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(46話)の感想と最終回予想

今週も鉄血のオルフェンズが面白かった。面白かったというより驚いた。マクギリスがアルミリアを「女」呼びしたのである。「お母さん」ではなく「女」である。 僕は一週間前にこんな文章を書いていた。 主人公のイオク様は毎週クジャン家の汚名挽回といった…

フレッシャーズのための正しいモビルファイターの選び方(解説編)

先のエントリでは身体情報を元にしたモビルファイター選択の最適化プログラムを公開した。本エントリでは、その中身について解説する。 と、仰々しく書いてはみたが中身は単純そのものであり、身長(頭頂高)と体重(本体重量)の二軸による座標平面上に、各…