めだか第一研究所

ゆるふわ嗜好×ゆるふわ思考×ゆるふわ試行

めだか第一研究所

ブログの名前を「めだか第一研究所」に変更した。これまでの「ゆるふわ髄想録」は、意味も含めて結構お気に入りだったけど、あんまり五感フレンドリーではなかった。特に後半のゴチャゴチャ漢字が胃もたれするし、変換するのも面倒だ。そんなわけで、元号も…

Qoobo #転詞

Qoobo。最近話題のしっぽクッションをお迎えしてから1週間が過ぎたが、いろんな発見があり面白い。 qoobo.info 画像や動画ではイヌやネコに近いイメージをもつが、実際に飼うと昆虫に近いポジションに落ち着く。頭どころか五体がないし、鳴き声があるわけで…

「再会」ではなく「再開」のバレエ・メカニック/映画『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』の感想

週末までズレこんだ仕事を切り上げて、ドタバタと地下鉄に乗り込む。そんな余裕はないと知りつつ、しかし忙殺される日々だからこそと、映画『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』を観てきた。 www.youtube.com 泣いた。前作『交響詩篇エ…

誰でもできる #転詞

「誰でもできる」という行為は、学習コストが限りなくゼロに近いだけであり、行為そのもののコストがゼロなわけではない。コンビニバイトは「誰でもできる」と言われているが、別に楽な仕事なのではなく、業務を担える人材の希少性が低いだけである。コンビ…

切り取ってよ、一瞬の光を/『メメント』の感想

メメント あらすじ 数分前の記憶を忘れてしまう前向性健忘の男が妻殺しの犯人を追う、クリストファー・ノーラン監督が贈る異色サスペンス。 http://amzn.asia/2n2MpY1 本作は紛れもない”復讐者”の物語である。決して”殺人者”の物語や”異常者”の物語ではない…

セミの一生 #転詞

幼虫として数年を地中で過ごし、ようやく羽ばたけた地上では、一ヶ月足らずで命を散らす。そんなセミの一生をどう捉えるかというのは、簡単なようで悩ましい問いである。 生きた時間の長さで考えれば、セミの一生は、ほぼ幼虫である。それならと地中にマイホ…

「映像居酒屋ロボ基地」で散りゆく○○に未練を感じたという話

池袋駅近辺のビル街で、さも当然のように異彩を放つザンボット3。そこに書かれた「映像居酒屋ロボ基地」の文字。居酒屋なのか、基地なのか、静かに眠る海の底なのか。

エクソダス、するかい?/『宇宙よりも遠い場所』の感想

淀んだ水が溜まっている。 それが一気に流れて行くのが好きだった。 決壊し、解放され、走り出す。 淀みの中で蓄えた力が爆発して、全てが動き出す。 そんなモノローグではじまり、毎週ぼくの淀んだ瞳と涙腺を決壊させてきたアニメ『宇宙よりも遠い場所』が…

ブログ再誕しました

気づけばブログを再開してから一年がすぎていました。まさに光陰矢の如しですね。 2017年の3月1日、就職活動への逃避から書きはじめた当ブログ「宇宙逃避航海日誌」と、さらに血迷って筆を走らせた小説「生殺し・オブ・ザ・デッド」の二つの試みは、幸か不幸…

朝シャワー #転詞

朝シャワーは業が深い。洗礼はぼくたちの魂を原罪から救済してくれるけど、朝シャワーはむしろ自己の醜さを浮き彫りにする。ただ熱湯を浴びるだけで、こんなにもスッキリとするのに、どうしてぼくは二度寝なんてしてしまったのだろうか。早く起きて本の一冊…

人生は無理ゲーだ/読書猿『アイデア大全』『問題解決大全』の書評

どうにも仕事が行き詰まったので、以前オススメされた本を、藁にもすがる思いでポチってみた。 アイデア大全作者: 読書猿出版社/メーカー: フォレスト出版発売日: 2017/03/09メディア: Kindle版この商品を含むブログ (3件) を見る 問題解決大全作者: 読書猿…

自尊心 #転詞

この修羅インターネットの時代にあっては、もはや「自尊心」という言葉は口にするだけで敗北であり、そんなことを気にしていること自体が敗北であり、以降は数学的帰納法に基づき敗北ループが続くこととなる。そんな負債が折り重なる地上の地下帝国45組に起…

運命とかいいから一緒にカレーを食べよう/『輪るピングドラム』の感想

ガタンゴトンと音を立て、のどかな田舎道を駆けていく鉄道。その車窓から望む地平に、夜空に輝く星の大海を重ねてみよう。それはとても美しいけれど、この世のものとは思えなくて、ふいに心がざわつく。 では、どうにもままならない人生を、運命というレール…

宇宙よりも遠い場所 #転詞

南極が宇宙よりも遠いなんて、どうにも腑に落ちない。だけど現実は不思議なもので、その距離にはケタ違いの差がある。地表から宇宙までは約100キロメートルであるのに対し、なんと日本から南極までは約10,000キロメートルもあるのだ。 さて、ぼくは毎日50キ…

人畜無害 #転詞

形容詞は部分集合をつくりだし、ぼくたちの意識を具体に狭める。例えば「赤いキャンディー」という言葉は、単なる「キャンディー」よりも生々しいイメージをもたらす。 だけど、形容詞が二つ以上あると、むしろ補集合が想起されることがある。「赤いキャンデ…

ポプテピピックのむずかしさ

Amazon Primeにズラーーーっと並んだ新作アニメを眺めると、わずか一年でここまでビジネスモデルが変化するのかと感慨深いものがある。ぼくは国粋主義者ではないので、海外資本がトリガーを引いたこと自体はどうでもいいのだけれど、中国13億人や英語圏17億…

取らぬ狸の皮算用 #転詞

ペティ=クラークの法則は、どうも言葉には上手く当てはまらないようで、ぼくたちは未だに「捕らぬ狸の皮算用」なる第一次産業のビジネスで人生を語る。 大衆消費社会を支えた第二〜三次産業の安定収入構造は、クレジット払いという「捕らぬ狸」を生み出した…

不定期コラム「転詞(こけ-ことば)」はじめます。

生まれながらに語彙力をもつ人間はいない。だから貴方と言葉はアカの他人のはずなのだけど、一言でも身体や心を重ねてしまえば、もはや言葉から逃れることはできない。死がふたりを分かつまで、言葉は貴方と共に人生を走り続ける。 でも言葉は、たまに貴方を…

奮え 朋に捧ぐ命よ 鼓動を打て/鉄鋼団『STARLIKE』の戦闘システムについての考察

世の中に面白いビデオゲームは数あれど、ズドンと脳髄に電撃が走るような作品は珍しい。例えばそれは、洗練されたシステムをもつもの、ゲーム体験に新たな地平を切り開くもの、紡がれるストーリーとのシンクロ率が高いもの、などなど。 鉄鋼団『STARLIKE』は…

すべてのビデオゲームはRPG(Role-Playing Game)である

ビデオゲームについて語ることは、雲を掴むことに似ている。ぼくは雲を見ることができるし、どんなものか説明できるし、思いを馳せることもできる。だけど、手ざわりを感じるために掴もうとすれば、雲は立ちどころに霧散してしまう。 キャラクターとアバター…

飯間浩明『小説の言葉尻をとらえてみた』読書会の感想

『三省堂国語辞典』の編集委員、飯間先生著『小説の言葉尻をとらえてみた』の読書会に参加してきた。 改めて考えると、国語辞典とは奇妙な書物である。外形的に表現すれば「言葉」と「説明」の束なのだろうが、その「説明」もまた「言葉」の束であり、終わり…

目覚まし時計に宗旨変え

平成も終わらんとする時代に、スマホの数百倍は劣るレガシーデバイス「目覚まし時計」を手に入れた。特に深い理由はなく、懐かしさで何となく買ってみただけなのだが、これが驚くほどスッキリと目が覚めた。別に特別な機能があるわけでもない、2,000円程度の…

垂直統合の逆転裁判、水平分業のダンガンロンパ、ありがとう王泥喜くん/『逆転裁判6』の感想

今更ながら『逆転裁判6』をクリアした。いやはやシリーズの集大成として非常に素晴らしい出来だった。もし貴方が『逆転裁判4』や『逆転裁判5』で心が離れてしまったのなら、ぜひ本作までプレイしていただきたい。成歩堂くん真宵ちゃんコンビの復活を目玉…

ターンAガンダムの登場人物で歌う「ようこそジャパリパークへ」

けもフレ2期(というかたつき監督)方面が騒がしいようだ。色々なことを色々な角度から思わなくもないが、とりあえずガッツリ便乗することにした。その成果物が以下の動画(ターンAガンダムの登場人物で歌う「ようこそジャパリパークへ」)である。 幸か不幸…

『プラネテス』のオールナイト上映が最高だったという話

新宿ピカデリーで行われた『プラネテス』のオールナイト上映会に行ってきた。数年ぶりに見たのだが最高だった。特に「劇場」で「数年ぶり」に見たのが良かった。 まずは「劇場」という話。端的に言えば僕は宇宙にいた。上映ブザーが鳴ってから、スクリーンに…

おそらく僕は『マクロスΔ』のファンなのだという話

おそらく僕はTVアニメ『マクロスΔ』のファンなのだと思う。放映終了から一年も経つのに、未だに「ワルキューレ」の曲は頻繁に聴いているし、ぼんやり駅のホームで「一度だけの恋なら」が流れた日には、フレイアよろしく元気に飛び出して高速トレインにわがま…

アニメで学ぶクソ論文の見分け方/『クズの本懐』の感想

アニメで「本懐」といえば銀英伝のファーレンハイトという通説は、すっかり『クズの本懐』に覆されてしまった。なるほど「クズ」である門閥貴族からは逃れられないという皮肉か。無念である。 報われない恋 切ない恋 片想い それってそんなに美しい物ですか …

声優「も」凄い傑作/『昭和元禄落語心中』『昭和元禄落語心中-助六再び篇-』の感想

これまでの人生で、たった一度だけ寄席に行ったことがある。まだ小学生だった頃、僕は父親に連れられて、三遊亭好楽と三遊亭楽太郎の二人会を観に行った。 残念ながら良い思い出ではない。地元の寂れた文化会館は、小さなハコにも関わらず空席が目立ち、三遊…

『銀河英雄伝説FE 銀河帝国/自由惑星同盟』の感想とキャラクター紹介

銀河英雄伝説とファイアーエムブレムのコラボ作品『銀河英雄伝説FE 銀河帝国/自由惑星同盟』が予想を遥かに上回る完成度で素晴らしかった。僕は銀河帝国バージョンを買ってプレイしたのだけど、クリアした一時間後には自由惑星同盟バージョンをAmazonでポチ…

Comedian Lord と Brave men Road/『ドキュメンタル』の感想

『ドキュメンタル』のシーズン2が終わった。いやぁ今回も素晴らしかった。僭越ながら出場された芸人の皆様やスタッフの方々に惜しみない賛辞を贈りたい。どうもありがとうございました。 そして例によってAmazonレビューが荒れていた。いくつか読んでみたが…