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宇宙逃避航海日誌

Space Run A-Weblog

「アナザーエデン 時空を超える猫」のガンダムUCの原作再現が素晴らしかったという話

スマホRPG「アナザーエデン 時空を超える猫」が4月12日にリリースされた。

www.youtube.com

主人公アルドくんの声優がガンダムUCのバナージくん役ということで、ただそれだけの理由でプレイしてみたのだが、これが非常に面白かった。まず「殺された未来を、救けに行こう」というパンチラインに心を奪われ、自分がそれほどスマホゲーをプレイしないこともあって、月並みな言葉だが「これが無料で良いんですか?」というクオリティに驚き、買い切り型ゲームに引けを取らない完成度に舌を巻いた。

…のだが20章の時点でアンイストールしてしまった。

ガチャ収益モデルの宿命か、ストーリー展開で仲間になる主人公御一行は軒並み星3キャラ(最大は星5)であり、性能が非常に微妙なのだ。いわゆるガチャゲーほど格差はないものの、本作においてもランク差は歴然たるカーストとして存在しており、具体的にはレベル上限・ステータス上限・スキル性能の三点が門前払いトライアングルを形成している。もちろんクラスチェンジ(ランクアップ)は可能なのだが、それに必要な素材の収集効率が激渋であり、通常プレイでは全く集まらない。また、当然ながら主人公御一行はガチャで排出されないので、運良くクラスチェンジすることもない。可能性はゼロではないが実質ゼロ。全く関係ないけどアクセンチュアのSEが脳裏をよぎった。私はコンサルタントにはなれないの。バナージ…悲しいね。

トーリー演出の出来が良いのが逆効果で、その結果、ボス戦で威勢良く啖呵を切る主人公御一行、ただし闘うのは別メンバーという、何ともアレな状況が発生してしまう。スパロボ的には「戦闘のプロ」そのものなんだけどね。なんかアーガマのブリッジで叫んでる人がいるよ。剣鉄也…情けないね。

ただ、本作は素晴らしい完成度であった。

具体的にはガンダムUCの原作再現が素晴らしかった。

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出会い系アプリTinderでA.I.の気持ちが理解できたという話

巷で話題の出会い系アプリ「Tinder」を使ってみた。

Tinder

Tinder

  • Tinder Inc.
  • ライフスタイル
  • 無料

Tinderのシステムは極めてシンプルで面白い。本アプリには検索機能が存在せず、候補からランダムに選ばれた相手の顔写真が表示されるだけなのだ。その写真をみて、良いと思ったら右にスワイプ(LIKE)、今後のご活躍をお祈り申し上げる場合は左にスワイプ(NOPE)する。そして、互いにLIKEとなれば晴れてメッセージ交換が可能になる。基本機能はコレだけであり、自分にLIKEした人のリスト(片思いリスト)すら存在しない。

当然ながら僕のように残念な人間はメッセージ交換にいたることはない。でも、それでも楽しめるからTinderは面白いのだ。面白くてスマホに次々と表示される写真を延々と仕分けしていたら夜が更けてしまった。蓮舫議員もドン引きである。

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空白の春/アニメ『鉄血のオルフェンズ』(50話:最終回)の感想と総括

鉄血のオルフェンズが終わった。よく出来た最終回だった。

…よく出来た最終回だったとは思うのだけど、コレは「オルフェンズの最終回」ではないな、というのが正直な感想だ。とても綺麗に物語の幕は下りたのだけど、これまでの49話を経ての50話ではなかった。オルフェンズの概要を知っている人が書いた最終回という印象だった。

この違和感の正体は、後半パートで「世界の結末」を描いてしまったことと、クーデリアが「革命の乙女」ポジションに返り咲いてしまったことの二点だと僕は考えている。以下、この二点について「世界の結末」と「革命の乙女」というテーマで僕の感じた違和感を考察する。今更だがネタバレ注意。

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『四月馬鹿達の宴』の作者の新作『フシギセブン』の体験版レポ

今年も各企業のエイプリールフールネタが面白かった。こうした「大人が真面目にフザける」というイベントが定期的に開催されるということは、個人の好き嫌いはあるにせよ、まだ日本が精神的に豊かな社会である証だと思うので、各企業は来年も是非がんばっていただきたい。ちなみに僕は「現場メンバーの誰ひとりとして乗り気ではない会社の作ったエイプリールフールネタ」*1という地獄の産物が大好物なので、そんなに楽しくなかった方々も何卒よろしくお願いいたします。

さて、エイプリールフールといえば『四月馬鹿達の宴』*2だろと久しぶりに作者のホームページを覗いてみたところ、なんと新作『フシギセブン』(の体験版)が公開されているではないか。引越しのゴタゴタでWindows機が手元になかったが、待てずに急遽Macで環境を整えて*3プレイしてみた。本エントリはそのプレイレポである。

*1:広告代理店の巧みな営業トークに乗せられたのか、重役が花粉でトチ狂った結果なのか、我々に理由を知る術はないが、地獄は確かに存在するのだ。

*2:西高科学部製作のフリーゲームミヒャエル・エンデの名作『モモ』をモチーフにしたパンクでロックなRPG。絵本的な可愛らしさとパンクロックが絶妙に調和した傑作。独自の成長システムや、初期ステータスでクリア可能なバトル設計、豊富なサブイベントなど、自由度の高さも素晴らしい。

*3:Wineを使用。参考:http://yosilove.blogspot.jp/2012/09/macwinerpg.html

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マクギリスはガンダムWの世界の住人だったという話

「アグニカポイント」について書かれたエントリが面白かった。

b.hatena.ne.jp

なるほど。と何度も頷きながら読んだのだけど、マクギリスが本当にアグニカ原理主義だったかというと少し疑問が残る。

僕はマクギリスの軸は2つあると思っていて、1つが「群れてるアイツらを見返す」という陰のエネルギーで、もう1つは「絶大なチカラを行使したい(パワー最高)」という陽のエネルギーだ。だから、アグニカ信者というのはモチロンそうなのだけど、ではアグニカ・カイエルの英雄譚が「最後はセブンスターズの友情パワーを集めて怨敵モビルアーマーの首魁を倒しました」という物語であれば、マクギリスという人間は入信しなかったと思うのだ。別にマクギリスは英雄になりたいワケではなくて「ギャラルホルンを追われた俺が、アリアンロッド艦隊の司令を一人で葬る」みたいな状況にエクスタシー感じちゃうだけだと思う。だから、結果としてはアグニカ信者なんだけど、それは単に彼の2つの軸に(彼の思う)アグニカの物語が合致していたにすぎない気がするので、彼をアグニカだけで語るのは違和感がある。まぁ、結局はアグニカの物語が何かわからないと何も言えないんだけど。

じゃあ自分が「アグニカポイント」の代わりに何の指標でマクギリスを表そうかと考えてみると、それは「歌舞伎ポイント」ではないかと思った。歌舞伎みたことないけど。

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ひとりで生きていけるようになっても、みんなで生きていいじゃない。/アニメ『けものフレンズ』の感想

色んな人が好きに楽しめる間口の広さをもっているようで、実際は不要なものを徹底的に切り捨て、巧みに「見るべきポイント」に誘導し、そこに少ない資源を全力で投入した稀有な作品。それがアニメ『けものフレンズ』の凄いところだと僕は思っている。

ジャパリパークという場所は「自分らしくあることの摩擦」がない世界で、そこに生きるフレンズは他者や世界と触れ合うことはあっても、個体同士が(それほど)生々しくぶつかりあうことはない。多様性が内面ではなく外面だけに表れた物語なのであり、考察や議論の余地は「生き方」とか「決断」ではなくて、ただ彼女たちを取り巻く世界に対してのみ向けられる。本作が視聴者に提示するのは、人生観とかダイバーシティーとか倫理とか、否応にも視聴者個人の経験や内面が反映されるような「問題」ではなく、世界設定の謎など、あくまで個人の知識や発想が答えにつながる「問題」のみなのだ。

テーマとして多様性の尊重を扱いつつ、個人の経験や人生観が反映されない作りになっているのは見事と呼ぶほかない。僕はクリエーターではないので実際のところは知る由もないが、普通は自分の見解とか意見をキャラクターを通じて語りたくなるものじゃないのか。そうでなくとも、例えば問題そのものをありのまま描くなどして、どんな形であれ人間の内面に関わる「問題」を描きたくなるんじゃないのか。

ある意味で「真に多様性を認めるためには対話ではなく衣食住の整備が必要」というメッセージを読み取れないこともないが、これはあくまで無理矢理な解釈であり、そんなことを描いた作品ではない。結局は最後までセルリアンが「のけもの」だった本作は、テーマとして多様性の尊重を"扱い"つつ(フレンズによって得意なことは違う)絶対に許容できない相手に対する折り合いは描かなかった(意図的に描かなかったのだと思う)。

そもそも多様性をキチンと描くというのは不可能に近い。あるマイノリティを描けば、それからも外れてしまう人や、本当は外れているのに含まれて(いると思われて)しまう人が、掬ったはずの手のひらからポロポロと溢れおちて、結局は誰も残らないなんてことになってしまう。というか、誰もが何かの意味で必ずマイノリティな部分はあるのだし、そういう個の断片がインターネットで瞬時に可視化される世界に僕たちは生きているのだ。良くも悪くも。

動物をモチーフにするということは「身体的なわかりやすさ」をキャラクターに反映するということで、もう少し多様性の問題に踏み入って描いていれば、おそらく悪い意味で炎上事案になっていたと思う。基本的に「1アニマル1フレンズ」だったし(PPPも全員が違う属のペンギン)。まぁコレは予算の都合として許されるだろうけど。

繰り返すが、本作はそのあたりのバランス感覚が異常に優れていた。良い意味で「楽しくない」部分を徹底的に排除して(通過儀礼をクリアすれば)誰でも楽しめる作りになっている。世界設定についても、考察の余地を残しているが、別に考えなくても楽しめるという親切設計である。少人数小規模のプロジェクトだからこそ、ここまでコントロールできたのだろう。すごい。

—ここまでは全体のハナシ。ここからは最終回の感想。ネタバレ注意。—

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最高の最終回でした/アニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(49話)の感想

今週のオルフェンズはイオク様の出番がなかった。以上。解散

…というのは冗談で今週のオルフェンズは抜群に面白かった。
…面白かったのだが、特に書くべきこともない、というのは本当である。

今週のマクギリスは最高だった。
それはもう、今迄の全てを帳消しにできるほど素晴らしかった。

確か氷川竜介氏だったと思うが、機動戦士ガンダムの魅力を「子供は背伸びできて、大人は童心に帰れる」と見事に評していたが、その意味で今週のマクギリスはガンダムの主人公だった。

粋がって歌舞いて死んでいく。マクギリス・ファリドは孤独な男のロマンを体現した存在であった。舞うように敵軍を刺し殺すバエルもカッコよかった。繰り返すが今迄の全てを帳消しにできるほど最高だった。

ギャラルホルンを追われた俺が、アリアンロッド艦隊の司令を一人で葬る」

コレに憧れない男子は、多分、人生が上手くいく人だと思う。本心から周囲の人間を思いやれる素晴らしい人だと思う。だけど僕は、その人とは旨い酒が飲めないだろうとも思う。

続くセリフの「その行為が世界を変える」は多分どうでもいい。「ギャラルホルンを追われた俺が、アリアンロッド艦隊の司令を一人で葬る」ってのが大事なのだ。そこが分かる人に説明は要らないし、分からない人には説明しても無駄だと思う。

だから今週は特に書くべきこともないのだ。

…と思っていたが、書き出したら筆が進んだので、もう少しだけ書いてみる。

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